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エビの話。ー料理と受験指導と貿易問題


高校受験から高校英語初級レベルに掛けてよく出てくる話題として、エビの問題がある。

なんと、世界でエビの消費量で言うと、日本はトップレベル。何分の一、というレベルである。

産出国では食べることが叶わない、という点では、昔聞いた、ガーナの子どもたちはチョコレートを食べません・・・、ということにつながるような話である。

いくつかの英文でエビを輸入する日本と産出国での被害などを読んだ。

昨日は、わざわざエビをシュリンプとは違う英単語で出されている英文を扱い、これがエビだと答えるという問題まであった。ある意味、高校地理との掛け合いのような問題であった。


主婦目線で言うと、エビは決して安いものではない。

大きなエビフライをしようとすれば、結構頑張ってお買い物をすることになる。

シーフードは結構値が張る。

でも、あちこちのパーティーでは、エビが残り物として廃棄されていることをフィリピンからの留学生が苦慮している、というものだった。


確かにエビはおいしい。

日本の料理の中でも活躍の場が多い。

お節料理では殻付きで調理されるし、ピザに載せたり、まあ、リッチにお好み焼きに入れてもいい。あまりしないけど。これは結構気前のいいとき・・・。

茶碗蒸しに入っていたら嬉しい具である(超絶おいしい茶碗蒸しにするなら、思い切って合鴨は素晴らしくいいお味になるが、これだって、結構値が張る。)。

天ぷらだって、ほかの魚を上げるときは、野菜の後が望ましいけれど、エビだけは、その風味が油に残り、むしろ後で上げた野菜がおいしくなるから、先にエビを揚げなさい・・・、と言われるくらいである。

忘れてはならない。エビのチリソースに、フリッター。

大活躍のエビである。

でも、このエビがどこから来て、エビが捕れるところの生活に心を寄せてみると、自分の家で、ちょっとリッチに、ちょっと倹約して・・・、というレベルの問題ではないということになってくる。


ついついどんな食材を見ても、

あなたは○○から来たのね・・・。

などと話しかけてしまう私は、英文のせいで、エビを見ても深く異国を思い、ブロッコリーを見ては、その栄養価やダイエットで必要な要素を含んでいるということに、思わず心を寄せてしまう。

ブロッコリーには、ありがとう・・・、と言ってしまう時まである。



全部を関連付けてみることができたら、いずれ勉強しなければならない国語の評論や地理にもつながるんだけどなあ・・・、と思いながら、私は今日もキッチンに立つのである。

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