今日という日
いつからだろう・・・?
重大な日を、ことさらでなくありたい。
普通の日と同じように、さながらに生きたい、と思うようになったのは・・・?
大学一回生の頃は、次の日に演奏会がある、となれば、前日にアルバイトを入れる、などということは考えられなかった。
でも、二回生から、マーチングがあろうと、演奏会があろうと、前日、あるいは直前まで、講義に出席して、そうして、そのまま演奏ができる自分になろうとしていたような気がする。
もちろん、部活動から、学術の方に自分の気持ちのベクトルが大きく傾きだしていたのだけれど・・・。
教員になってからも、授業参観、あるいは大きな行事など、そのことにこだわってばかりはいられなかった。
いろんなことを同時に進めていかなければならなかったあら、だからこそ、逆に、その一瞬しかないから、後をあてにできないから、だから、その一瞬一瞬を大切に生きるようになった。
それは子育てにおいても同じ。
その一瞬一瞬の子どもたちの気持ちを聞き逃すまいと必死になっていた。
共通テストの指導は、本当に精一杯やった。
あと何点かを一生懸命追いかけていた。
だから、悔いはない。
完璧はないけど、精一杯はできた。
いつも学生時代を思い出し、教員時代を思い出す。
一期一会。
一瞬を大切に生きるということを教えてくれた、そのひとつひとつの瞬間瞬間が、ハッと気づかされた瞬間が、ときによみがえることがある。それこそ瞬間的に・・・。
今日のこの日、そして明日。
受験生たちにとっては大切な経験の二日間。
充実したものになってほしい。
人生の中で意味のあるものになってほしいと願っている。
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