成長するものなんだなあ・・・。中三男子を見ていて思うこと。
中3男子が2階の自習室で勉強しているのを見ていると、なんとも感慨深い思いがする。
天才か?と思われるほど数学が大好きで、でも、コツコツと勉強・・・、というよりも、その時その時の勉強が好きなタイプ。また、地道に3年間努力を重ねてきてその成果が実った結果、今の成績になっている生徒。
そして、最後の最後までスポーツをやっていて、年末からやっと本腰を入れて受験勉強を始めた生徒など、タイプは様々で、それに最初から、今の状態で勉強していたわけでもなかった。
それなのに、わからない問題は、互いに協力し合い、教え合い、でも、それぞれのことは、自分でできるようになった。
自分のことだけ・・・、というような堅い感じでもなく、フレキシブルに周りとも交流しつつ、自分のするべきことをしっかりとやっている。
正直見ていて調和のある状態になってきた。
このまま高校に行っても、いい仲間でいてほしい。
彼らの姿を思い浮かべるとき、それぞれに成長したなあ、と思わされる。
親御さんとけんかになって、泣きはらした顔をして教室にやって来て、沈んでいたのに、ちょっとアドバイスしたら、ちゃんと親御さんに謝って、気持ちのいい関係に戻られたこともあった。
私がその、勉強に対する姿勢について注意したら、しっかりと考えて、どうするべきかということを学ばれたなあ、ということもあった。
受験というのは、教科だけの勉強なんかじゃない。
教科の成績を伸ばすには、伸ばすような自分にならなければ無理だ。
ある程度まではそれでいけても、一定以上になると、それは難しくなってくる。
気持ちが変われば、あっと言う間に勉強の内容が変わり、成績はあっと言う間に伸びるし、安定もしてくる。
実力というのはそういうものだ。
今の雰囲気。
ここまでになるには、結構努力が必要だったと思う。
その時期その時期をしっかり覚えているわけではないけれど、ただ、今目の前にある状態をどうしよう?
と思いめぐらしていたことだけは体感的に覚えている。
一方で感謝しつつ、どうかこのまま育ってほしいと祈るような気持ちでいる。
親御さんのご協力があったことに深く深く感謝しながら。
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